News - 2020.11.30
第20回『日本デザイン書道大賞』入選のお知らせ「球磨焼酎 市房」
このたび、当社商品「球磨焼酎 市房」のラベルに記載されている筆文字デザインが、
第20回『日本デザイン書道大賞』に入選いたしました。
「デザイン書道」(商業書道)とは、広告や広告媒体に用いられるデザインされた書き文字を指し、数多くのパッケージやタイトルデザインなどに使用されています。
その中でも、『日本デザイン書道大賞』は、国内のデザイナー、書家、デザイン書道家など筆文字のエキスパートがしのぎを削るレベルの高いコンペディションです。
今回、応募総数161点という激しい競争の中で、「市房」が見事入選を果たしました。
入選した作品(球磨焼酎 市房)を手掛けたのは、デザイン書道家であり、高橋酒造株式会社の社員でもある山本ひとみ。
高橋酒造の販促物から、アート作品や書籍・年賀状作品の作成など様々なフィールドで活躍し、個展などの催しも精力的に開催している福岡在住のデザイン書道家の一人です。
(やまもとひとみHP:https://www.design-shodo.com/)
11月8日(日)に東京の銀座GINZA SIXにて表彰式が開催され、授賞式に参加いたしました。表彰式では、受賞した「市房」に対して、「伸びやかな品のある線が数多い焼酎を代表していると思える」という総評を頂くことができました。
このたび、われわれが米焼酎の素晴らしさを伝えるために採用したデザインに高い評価を頂き、非常に光栄に感じております。
今後も商品を手にとって頂くお客様の魂を揺さぶれるようなデザインを、社会に発信していけるよう尽力してまいります。
《受賞した山本ひとみのコメント》
「球磨焼酎 市房」の受賞を受けて。
明治33年創業の高橋酒造(株)は、今年で120年になります。
創業当時のブランド名が市房山から命名された「球磨焼酎 市房乃露」でした。
その「市房乃露」を「市房」にリニューアルするということでご依頼を受けました。
イメージとしては少しアッパーなイメージで書いてほしいと言われました。
数点ご提案をしましたが、球磨地方の山々をイメージし、筆のしなやかさに任せて、伸びやかに書いたこの作品が選ばれました。デザイン書道の他に、古典書道に精進し、線を訓練してきてよかったと思いました。
また、ブルーの瓶と澄んだ空気感のある背景で、より一層素敵なラベルになりました。
2020年夏、九州南部を中心とした大雨による球磨川の氾濫で甚大な災害が起きました。
復興にはまだまだ時間はかかります。
そんな中、受賞出来たことで人吉の方々に少しでもいいニュースとして、喜んでいただければ、私も大変うれしく思います。
この度の受賞に際して関係各位の方々に心から感謝申し上げます。
高橋酒造(株)福岡支店 山本ひとみ